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領事関係

総領事館からのお知らせ

2008年4月5日 2008-No.11
在留邦人の皆様へ
在ジッダ日本国総領事館

お知らせ:鳥インフルエンザの流行状況について(2008年4月)

3日付外務省は、鳥インフルエンザの流行状況について感染症広域情報を発出致しましたのでお知らせ致します。


  ~感染地域に渡航・滞在を予定されている方は、家禽類や野鳥類への接触は避けてください

~感染地域に渡航・滞在を予定されている方は、家禽類や野鳥類への接触は避けてください。~

 

1.最近の流行状況

  200312月以来、東南アジア、中央アジア、欧州などの広い地域において高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が発生しています。現在も引き続き、世界各地でトリへの感染やトリからヒトへの感染が確認されていますので、御注意ください。

(1)ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況

   世界保健機関(WHO)によると、20083月には、エジプト(ファイユーム県及びモノフィーヤ県)において3人が感染(1人が死亡)、ベトナム(ハーナム省)において1人が感染(1人死亡)したことが確認されています。また、インドネシア保健省によると西ジャワ州及び西スマトラ州において3人が感染(2人死亡)しており、引き続き注意が必要です。

 

 2003年以降でヒトへの感染が確認されている国・地域は、以下のとおりです。

 (2008318日現在:出典 WHO

 インドネシア   感染者数 129人(うち、105人死亡)

 ベトナム     感染者数 106人(うち、52人死亡)

 エジプト     感染者数  47人(うち、20人死亡)

 中国       感染者数  30人(うち、20人死亡)

 タイ       感染者数  25人(うち、17人死亡)

 トルコ      感染者数  12人(うち、 4人死亡)

 アゼルバイジャン 感染者数  8人(うち、 5人死亡)

 カンボジア    感染者数  7人(うち、 7人死亡)

 イラク      感染者数  3人(うち、 2人死亡)

 ラオス      感染者数  2人(うち、 2人死亡)

 パキスタン    感染者数  1人(うち、 1人死亡)

 ナイジェリア   感染者数  1人(うち、 1人死亡)

 ミャンマー    感染者数  1人(うち、 0人死亡)

 ジブチ      感染者数  1人(うち、 0人死亡)

 計14か国        感染者数 373人(うち、236人死亡)

 

(2)トリへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況

   国際獣疫事務局(OIE)によると、20083月、中国、インド、パキスタン、トルコ及びベトナムにおいてトリへのH5N1型鳥インフルエンザの感染が確認されています。その他、香港漁農自然護理署及びラオス保健省は、それぞれ香港及びラオスでのトリへのH5N1型鳥インフルエンザ感染が確認された旨発表しています。

 

   現在までに、H5N1型鳥インフルエンザの発生が確認されている国・地域(61か国・地域)は以下のとおりです。

 アジア(15): インド、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、中国、香港、日本、パキスタン、

        バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス

 欧州(26):  アゼルバイジャン、アルバニア、イタリア、ウクライナ、英国、オーストリア、カザフスタン、

        ギリシャ、グルジア、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロバキア、

        セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フランス、ブルガリア、ポーランド、

        ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニア、ロシア

 中東(9):   アフガニスタン、イスラエル、パレスチナ、イラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、

        トルコ、ヨルダン

 アフリカ(11):エジプト、ガーナ、カメルーン、コートジボワール、ジブチ、スーダン、トーゴ、ナイジェリア、

        ニジェール、ブルキナ・ファソ、ベナン

 

2.感染地域でトリに接触した日本人が、発熱や咳症状を発症して帰国した事例(結果的にはH5N1型ウイルスに感染していなかった)も確認されていますので、鳥インフルエンザの発生国・地域では不用意にトリに近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。

 その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。

http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html

 

3.各国・地域におけるヒトへの感染状況等の詳細については、以下を始めとする各在外公館のホームページを御参照ください。

 在インドネシア日本国大使館: http://www.id.emb-japan.go.jp/osh_bflu_idjky.html

 在ベトナム日本国大使館:http://www.vn.emb-japan.go.jp/html/jmedical_tori_influ.html

 在エジプト日本国大使館:http://www.eg.emb-japan.go.jp/j/consulate/birdflu/index.htm

 在中国日本国大使館:http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/birdflu_top_j.htm

 

(問い合わせ先)

 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)

   電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850

 ○外務省海外安全相談センター

   電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902

 〇外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp

  ○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)

   http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html

  ○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所):http://www.forth.go.jp

  ○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)

   http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html

  ○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)

   http://www.maff.go.jp/tori/index.html

  Avian influenza(世界保健機関(WHO)

   http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/


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