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ジッダ案内



 ジッダは北緯21度28分(同緯度の都市は、香港、ホノルル)東経39度10分(ほぼモスクワに等しい)に位置し、タイムゾーンはGMT+3で日本との時差は6時間です。

 サウジアラビアの気候は、一般に高温乾燥砂漠性気候であるが、国土が広大で地理条件も様々であるため、地域によって大きな差があります。ジッダは海洋に面しているため年間を通じて高温多湿です。統計を見ると、各月の最高気温の平均は1年間を通じてほぼ30℃を超え、夏場の最高気温はゆうに40℃を超え暑さが耐え難い事もあります。 更に濃い水蒸気が海岸を覆っているため湿度が高くなり、1年を通じて各月の最高湿度は95%前後にもなります。 例年降雨は10月~3月にかけてわずかに降る程度で、ほとんどの場合、集中豪雨のため短時間で止みます。ジッダの降雨量は、年により差異はありますが、大体30~40mmとサウジアラビアの都市で最も少く年間の降雨日数は例年一週間前後です。

 

2008年ジッダの気候(ジッダ気象台統計)

 

 

 

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

 

月間最高

32

35

39

42

42

48

45

41.5

42

43

38

36.5

月間最低

13

15.4

18

19

20

23.4

24.8

25

23.8

20

20

17

平均

22.5

25.2

28.5

30.5

31

35.7

34.9

33.3

32.9

31.5

29

26.8

湿

月間最高

94

93

100

96

98

96

98

93

96

93

92

90

月間最低

19

13

14

13

9

7

8

13

26

7

22

10

平均

59

56

60

58

56

58

49

52

66

61

65

51

降雨日数

6

0

0

1

0

0

0

0

0

0

2

0

 

 ジッダやその周辺地域は古代より近接のエジプト、メソポタミアなどの文化圏への通商路にあたり、頻繁な隊商の往来により外部世界との交流が活発で、特にイスラームの勃興以後は、毎年世界各地から聖地マッカ、マディーナへの巡礼が多数来訪し、更なる活況を呈してきました。その様な歴史背景から、この地域の住民は概して国際性に富み、特に商業分野での活躍は顕著で、盛時にはマッカ商人、ジッダ商人の名は遠く東南アジアや西アフリカ地域にまで知れ渡りました。これらの点は住民の多くが遊牧民出身で閉鎖的な人が多い内陸部、首都周辺のナジュド地方とよく比較されます。

 現在でも、この国際的な雰囲気は失われることは無く、近年のオイルマネー流入の好景気により、世界各国から集まる人々、林立する大型ショッピングモールや美しい珊瑚礁が広がるビーチで休暇を過ごすため国中から集まるサウジ人により、サウジ第2の人口を抱える商業都市としてジッダは益々盛況を極めています。


オールドジッダの様子






ラクダ・羊スークの様子



ジッダから見える紅海の様子



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