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総領事館ハイライト

武家茶道の講義・実演

9月25日、日本国総領事公邸で、武家茶道の講義と実演が行われました。
石榑利光総領事による挨拶後、江戸時代の平戸藩主松浦家第41代当主である茶道鎮信流宗家の松浦章氏から、「武家茶道の歴史」と題し、中国を起源とし日本に伝藩した茶道の歴史、茶道の基盤としての禅仏教、戦国武将の間での禅・茶道を嗜む慣習、武士と平民の違い、茶室内の床の間の重要性、客との一期一会の接し方、鎮信流の由来・活動状況等につき説明が行われました。次いで、長男の松浦収氏により茶の湯が披露され、畳の間に座った3人の参加者に和菓子と収氏が点てた茶が振る舞われました。参加者は、宗家の講義に熱心に聞き入り、収氏の実演の一部始終を興味津々の面持ちで目を凝らして見詰めていました。
活発な質疑応答を経て、公邸庭で行われたレセプションでは、多くの参加者が宗家と収氏を取り囲み、崇敬の眼差しで歓談していました。宗家の明快な講義と収氏の精妙な実演を絶賛する声が多くの参加者から寄せられました。
なお、松浦家は、809年から823年まで在位した第52代嵯峨天皇の第18皇子の源融左大臣を祖としているとのことです。

     
石榑総領事の挨拶 松浦章宗家の講義松浦収氏の実演
石榑総領事の挨拶 松浦章宗家の講義 松浦収氏の実演
     
質疑応答石榑総領事夫妻と松浦章宗家夫妻 レセプション
質疑応答 石榑総領事夫妻と松浦章宗家夫妻 レセプション

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