第20回SJAHIスキルズコンテストの開催




5月31日、新村総領事は、サウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)で開催された第20回スキルズコンテストを見学しました。新型コロナ禍を経て初めての開催となった今次コンテストは、SJAHIで学ぶサウジ人青年研修生達により、日ごろの研鑽を存分に披露する貴重な場で、優勝者には会場から大きな拍手喝采が寄せられました。
新村総領事からは、授賞式のスピーチにおいて、SJAHIは、「サウジ・ビジョン2030」の最も重要な柱の一つである労働者のサウジ人化政策(サウダイゼーション)に貢献する重要なプロジェクトの一つであり、このコンテストの開催は、学生の心に自信を与え、日本人とサウジ人のそれぞれの専門家から学んだスキルを磨き、協力とチームワークの精神を身に着けさせるものであると述べました。
更に、日本とサウジアラビアは長い友好の歴史を有し、様々な分野で建設的な協力を行ってきたとした上で、SJAHIはその最も重要な共通の一つで、その引き続きの発展を望む旨を述べました。
スピーチ全文(英語)はこちらから御覧下さい。
(参考)サウジ日本自動車高等研修所(The Saudi Japanese Automobile High Institute: SJAHI)は、サウジ人高校卒業生である青年研修員に対する自動車に関する技術教育及び整備技能訓練を実施する2年生の技術専門学校。平成10年に日サウジ両国政府間で交わされた「自動車整備の技能向上のための学校設立に関する覚書」に基づき、官民の連携協力の下に設置。日サウジ両国協力・友好関係の象徴的存在で、サウジが注力する労働者の自国民化政策(サウダイゼーション)に貢献する等、高い評価を受けている。また、両国官民協力による職業技術研修所の草分けとして、他の同様の研修所(リヤドのプラスチック加工高等研修所、電子・家電高等研修所等)の設立に際してモデルケースとなった。