2010年文化関係
生け花デモンストレーションの開催
2月9日、新井里佳草月流師範による生け花デモンストレーション・講習会が公邸で開催され、財界名士夫人、大学客員、各国総領事夫人、報道関係者等計30人が参加しました。
参加者は、新井師範による生け花の実演を興味津々の面持ちで見詰めていました。
全ての参加者が新井師範から手解きを受け生け花を実体験しました。
何人もの参加者が今回の催しを学ぶべきところの多い素晴らしい機会であったとして謝意を表していました。
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石榑総領事夫人よりの開会挨拶 | 生け花のデモンストレーション | 生け花のデモンストレーション | 生け花のデモンストレーション |
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生け花 | 参加者による生け花講習 | 新井師範と館員夫人 |
第3回アジア映画祭
2010年2月17日から3月1日までジッダのアジア総領事クラブの主催により、「2010年アジア映画祭」が開催されました。
2月17日、日本総領事館公邸庭にてアジア映画祭開会式及び日本映画上映会が行われ、開会式ではアジア総領事クラブ幹事である石榑総領事よりアジア映画祭開会挨拶、アジア映画祭ロゴ除幕式が行われました。
寿司を囲んだ休憩の後、日本映画の上映会が行われ石榑総領事より日本映画の紹介、日本紹介ビデオ「Yokoso Japan」上映に引き続き、
映画「続・ALWAYS 三丁目の夕日」(監督:山崎 貴)が上映されました。
在ジッダ外交団、財界の各関係者、報道関係者等多数が映画を鑑賞し、上映後は盛んな拍手が起こりました。参加者からは「映画を見て感動した」等の感想が寄せられました。
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映画祭開会式前の会場の様子 | アジア映画祭開会の挨拶をする石榑総領事 | アジア映画祭ロゴ除幕式 |
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寿司を囲んでの休憩 | 日本映画の紹介をする石榑総領事 | 上映された日本映画 |
アジア・フード・フェスティバル
3月1日、第3回アジア映画祭の一環として最終日、在ジッダ・ブルネイ総領事館プールサイドにて映画祭参加アジア13ヵ国の「お国自慢料理」を持ち寄りアジア・フード・フェスティバルが開催されました。
参加者も250人を超え会場内を歩くのも大変な活況の中、日本食の代表として「寿司」を振る舞い大変好評を博しました。沢山の人達が一気に寿司を取った為あっという間に無くなってしまう程の人気でした。
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寿司を提供 | 日本食寿司コーナの様子 | 会場の様子 |
サウジアラビア元日本留学同窓生協会会員による講演会
2010年3月17日、総領事館図書館にてサウジアラビア元日本留学同窓生協会会員、シャラ・シジニー女史(歯科医)が「ヒジャーズ地方のファッション」につき講演され、ヒジャーズ地方の女性と男性の様々な衣装の特徴や各々の衣装の着用機会等につき熱心に講演されました。
在留邦人より、この講演を聴き、「当地の民族衣装には意外な程多様な種類があり、行事や気候に応じて様々な使い分けがされていることがよく判った」、「特に女性用衣装に美しさを際立たせるための刺繍、レース、金モール、折りひだ等色々な工夫が凝らされていることが興味深かった」等の感想を述べていました。
続いてナセル・シュクリ氏(小児科医)が「祝祭時のサウジ料理」のテーマで講演され、事前にジッダ市内の料理店から特別許可を貰って店内調理場で従業員達がマンディ(御飯の上に焼いた羊肉と鶏肉を乗せたサウジ料理)を作っている様子を一部始終録画したビデオを講演会でスクリーンに映して披露しながらマンディの作り方を在留邦人に説明しました。
在留邦人より、この講演を聴き、「肉を柔らかく焼くために深さ地下2メートルの高熱の空洞に鉄串で刺した肉を吊るし蓋をして長時間密閉する大掛かりな調理法に吃驚した」、「マンディの作り方は、サウジ人でも知っている人は極少数とのことでもあり、これをシュクリ氏の説明と録画で具に観察でき大変有り難かった」等の感想を述べていました。
最後にファイサル・ハウサウィ氏が「ヒジャーズ地方の伝統舞踊・音楽」のテーマで講演され、ヒジャーズ地方の伝統舞踊・音楽の由来、舞踊上演・音楽演奏の機会等につきスクリーンにスライドを映しながら詳細に説明しました。
講演の後、総領事公邸庭においてサウジ料理、日本料理の代表である寿司を囲んで和やかに歓談が行われました。
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講演会場の様子 | 「ヒジャーズ地方のファッション」についての講演 | 男性ファッションについての説明 |
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「祝祭時のサウジ料理」についての講演 | 「ヒジャーズ地方の伝統舞踊・音楽」についての講演 | サウジ料理チキン・マンディ |
サウジ料理を囲んで | 日本料理を囲んで |
Dr.Abdulmoutiによる講演会
5月2日、日本国総領事館で日本に関する講演会を、13日から1週間日本の文化・経済事情見学のため訪日予定のミナレト・ビジネス・オーガニゼーション(MBO、ジッダの主要財界人を会員とする団体)会員を主たる対象として開催しました。
講演者は、アブドゥル・ラティーフ・ジャミール社のハッサン・アブドゥルムーティ部長、演題は「日本の卓越した成功の秘訣、トヨタ哲学」。冒頭、石榑利光日本国総領事が開会挨拶を行い、MBO会員一行の訪日を歓迎すると共に会員が講演を通じて日本に関する理解を増進できることを期待している旨表明しました。
その後、参加者は、公邸庭で行われた石榑総領事主催夕食会で和食を楽しみながら、活発に交流と意見交換を行いました。
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開会挨拶を行う石榑総領事 | アブドゥルムーティ部長と聴講者 | 講演後挨拶をするアルノラリMBO会長 | 日本料理を楽しむ参加者 |
SJAHI第7回スキル・コンテスト
サウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)スキル・コンテストの開催
6月7日、第7回スキル・コンテストがサウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)で開催されました。このコンテストには約250名の研修生が5チームに分かれ、日頃から学んできた車の整備技術を競い合いました。
石榑総領事は挨拶でこのコンテストが日本・サウジアラビア間の実りある協力の輝かしい成果であると賞賛し、参加した研修生を励ましました。表彰式では、研修生は大いに喜びと自信を表していました。
競技中の研修生 | 石榑総領事の挨拶 | 記念写真 |
SJAHI第7期生卒業式
6月22日(火)、ジッダにあるサウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)で第7期生235人の卒業式が行われました。卒業式には、遠藤駐サウジアラビア大使、石榑総領事、ザミル人的資源開発基金総裁の他、多数の来賓が出席し、卒業生を祝福しました。石榑総領事は、卒業式で最優秀成績者に記念品を手渡しました。なお、卒業生代表からは、挨拶で、SJAHIでの技術研修を受け将来が輝きに満ちたものになったとして教職員、日本人専門家、人的資源開発基金・政府機関の全ての関係者に対し謝意の表明がありました。
最優秀卒業生に贈り物を手渡す石榑総領事 | 貴賓席に座る遠藤大使、ザミル総裁、アスマリー校長、石榑総領事 | 卒業生に囲まれた来賓とSJAHI校長 |
武家茶道の講義・実演
9月25日、日本国総領事公邸で、武家茶道の講義と実演が行われました。
石榑利光総領事による挨拶後、江戸時代の平戸藩主松浦家第41代当主である茶道鎮信流宗家の松浦章氏から、「武家茶道の歴史」と題し、中国を起源とし日本に伝藩した茶道の歴史、茶道の基盤としての禅仏教、戦国武将の間での禅・茶道を嗜む慣習、武士と平民の違い、茶室内の床の間の重要性、客との一期一会の接し方、鎮信流の由来・活動状況等につき説明が行われました。次いで、長男の松浦収氏により茶の湯が披露され、畳の間に座った3人の参加者に和菓子と収氏が点てた茶が振る舞われました。参加者は、宗家の講義に熱心に聞き入り、収氏の実演の一部始終を興味津々の面持ちで目を凝らして見詰めていました。
活発な質疑応答を経て、公邸庭で行われたレセプションでは、多くの参加者が宗家と収氏を取り囲み、崇敬の眼差しで歓談していました。宗家の明快な講義と収氏の精妙な実演を絶賛する声が多くの参加者から寄せられました。
なお、松浦家は、809年から823年まで在位した第52代嵯峨天皇の第18皇子の源融左大臣を祖としているとのことです。
石榑総領事の挨拶 | 松浦章宗家の講義 | 松浦収氏の実演 |
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質疑応答 | 石榑総領事夫妻と松浦章宗家夫妻 | レセプション |
天皇誕生日祝賀レセプションの開催
12月7日夜、総領事公邸で天皇誕生日祝賀レセプションが開催されました。レセプションには、サウジ外務省ジッダ支所の代表が出席したのを始め、諮問評議会議員、商工会議所理事、IDB副総裁等の要人を含む230人もの賓客が集まり、天皇陛下の第77回目の誕生日を祝いました。
石榑総領事は、挨拶で、両国の緊密な貿易・投資関係に触れた他、最も特記すべき出来事として二重課税防止条約署名やペトロラービグ製油・石化プロジェクトの竣工を挙げ、日サ産業タスクフォースの投資増進面の実績、日本の人材育成面の協力、在日サウジ人留学生数にも言及しました。更に、石榑総領事は、過去3回に亘り開催されたアジア映画祭と今年初めて行われたアジア・フード・フェスティバルの成功を紹介しました。最後に、石榑総領事は、両国関係の今後一層の発展への確信と在勤中の支援への謝意を表明し挨拶を締め括りました。