2011年文化関係
お茶会の開催
1月25日午前11時から総領事公邸において、茶道のお手前の実演及び参加者(女性のみ)による体験が行われました。
総領事夫人が茶道の歴史を簡単に説明した後、日本国外務省より派遣された小林裕美氏によるお手前が披露されました。
その後、参加者全員に抹茶が振る舞われ、数人の方には実際にお手前を体験していただきました。参加者はお手前の動作に強い関心を示すと同時に茶道の精神である「一期一会」に深く共感するなど、終始和やかな雰囲気のもと、茶道を愉しんでおられました。
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茶道の精神である一期一会の説明 | 会場の様子 | 茶道の体験 |
サウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)スキル・コンテストの開催
2012年2月7日、サウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)において、研修生が車の整備技術を競い合う第9回スキル・コンテストが開催されました。
コンテストの表彰式において吉田総領事は整備技術に加え自己規律の重要性を指摘しつつ、サウジ社会は技術と一緒に自己規律を体得したSJAHI研修生に強い期待を抱いていることを強調しました。表彰式では入賞したチーム・メンバーにメダルや表彰状が授与されました。
また、コンテストに先立ち、2月6日、総領事公邸においてSJAHIのSalim H.Al Asmarei校長を始めとするSJAHI関係者と財団法人日本国際協力センター関係者等をお招きしてSJAHIの今後の運営方針等について有益な意見交換を行いました。
コンテストの様子 (写真提供:SJAHI) |
表彰式 (写真提供:SJAHI) |
懇親会の様子 |
第10回サウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)スキル・コンテストの開催
2013年2月19日、サウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)において、研修生が車の整備技術を競い合う第10回スキル・コンテストが開催されました。
冒頭、アスマライSJAHI校長、及び青木・日本自動車工業会(JAMA)国際統括部副部長が挨拶を行った後、研修生はA~Eの5チームに分かれて90分間技術を競い合いました。
コンテスト後の表彰式において、吉田総領事は「日本的職業倫理を身につけた研修生はサウジ社会から高い評価を受けている」として彼等の更なる研鑽を期待する旨述べました。
表彰式では入賞したチーム・メンバーにメダルや表彰状が授与されました。
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スキル・コンテストの様子 | 表彰式の様子 | 記念写真 |
アジア総領事クラブ主催「2012年アジア映画祭」
2012年2月19日午後8時、総領事公邸において、アジア総領事クラブ(日本を含む13か国で構成)主催の「アジア映画祭」開会式が挙行された後、日本映画が上映されました。
開会式ではアジア総領事クラブの調整者であるサイド・ブルネイ総領事の開催挨拶に続き、アジア映画祭ロゴの除幕式が行われました。
続いて、吉田総領事の挨拶の後、日本紹介ビデオ「Japan-Sense of Wonder」及び映画「ハッピー・フライト」の2本が上映されました。
当夜はサウジアラビア政府関係者、サウジアラビア・ビジネスマン、サウジアラビア帰国留学生、在ジッダ領事団、報道関係者、日本に関心のある大学生及び在留邦人等総勢282名が参加し、上映終了後には彼等から「大変面白かった」との感想が寄せられました。
また、参加者は上映後、当館が用意した日本食を賞味しつつ深夜まで歓談するなど、映画祭は大盛況の内に幕を閉じました。
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除幕式 | 会場の様子 | 歓談する参加者 | 歓談する参加者 |
アジア総領事クラブ主催「2012年アジア・フード・フェスティバル」の開催
第5回アジア映画祭の最終日となった2月29日、在ジッダ・インドネシア総領事公邸にてアジア13ヵ国の総領事館が各国の料理を持ち寄り、アジア・フード・フェスティバルが開催されました。
日本総領事館からは「寿司」を中心とする日本料理を提供しましたが、来場者から一際人気がありました。
過去最高の来場者となった今回のアジア・フード・フェスティバルは、ジッダの名物行事として定着していく感があります。
日本総領事館が提供する日本料理 |
日本文化の夕べ
3月10日、総領事公邸においてサウジのビジネスマンや文化人及び領事団をお招きして「日本文化の夕べ」を催しました。この「夕べ」では当地訪問中の古流東洋会家元の宮本理峰氏に生け花デモンストレーションを行っていただくとともに日本舞踊を披露していただきました。お招きした方々には日本文化の一端を味わっていただけたかと思います。
宮本理峰氏による生け花デモンストレーション1" | 宮本理峰氏による生け花デモンストレーション2" | 宮本理峰氏の作品1 |
宮本理峰氏の作品2 | 宮本理峰氏の作品3 | 宮本理峰氏による日本舞踊の披露 |
SAJGA(サウジ・日本留学生同窓会)との交歓
3月13日夕、SAJGA(サウジ・日本留学生同窓会)会員と日本人会役員双方を総領事公邸にお招きし、SAJGA有志による講演会及び懇親会をホスト致しました。
吉田総領事による歓迎の辞の後、サマルカンディーSAJGA会長の謝辞に続き、SAJGA有志よりヒジャーズ地方の歴史、地理、習慣、言語等について興味深い話が紹介されました。
講演会の後、双方は当館シェフによる和食に舌鼓を打ちつつ活発な意見交換を行いました。
ちなみに、日本人会は恒例の夏祭りにSAJGA会員及び家族を招待している一方、SAJGAはラマダン期間中、日本人会会員及び家族を恒例の旧ジェッダ地区ナイトツアーに招待しています。
吉田総領事による歓迎の辞 | Dr.Abdulhafeez Samarqandi会長の謝辞 | Mr.Reda Sejini会員の講演 |
Dr.Ibrahim Natto会員の講演 | Dr.Ibrahim Natto会員から吉田総領事への記念品贈呈 | Mr.Badr Al-Bakri会員の講演 |
東日本大震災追悼・復興レセプション
3月26日、昨年3月11日に発生した東日本大震災から1年を迎えるに際し、震災で犠牲になった方々を追悼するため、及びサウジアラビア官民から寄せられた支援に対し感謝の念を表明するため、並びに復興へ向けた我が国の取組みを紹介するため、ブハーリ・サウジアラビア外務省ジッダ支部儀典長を始めとするサウジ政府関係者、サウジ・ビジネスマン、当地駐在各国領事団、在留邦人の皆様約230名をお招きして総領事公邸において東日本大震災追悼・復興レセプションを開催致しました。
冒頭、吉田総領事から上記3点を盛り込んだスピーチを行い、その中で被災地の子供達を励ます絵を描いてくれた小学生の代表、及び被災者にお小遣いを出し合って贈ってくれた高校生の代表、並びに被災地に多額の義援金を贈ってくれた企業の代表者を来場者に御紹介し、また、被災民の不屈の精神を感じ取っていただくため福島県、宮城県、岩手県の各特産品を来場者に贈呈致しました。
さらに、レセプション会場ではサウジアラビアを含む世界各国からの支援や被災地の模様を紹介したパネルを展示するとともにそれらを撮影したビデオを上映致しました。
以上を通して、レセプションに御出席いただいた皆様には今次追悼・復興レセプションの目的・意図を御理解していただけたものと拝察致します。
吉田総領事のスピーチはこちらで御覧になれます。
吉田総領事のスピーチ | 出席者の皆様 | Jeddah Knowledge International Schoolの児童、 Jeddah Prep and Grammar Schoolの学生、 タメル製薬会社代表 |
被災地の写真を見る来客 | 被災地の写真を見る来客 | 会場の様子 |
サウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)第9期生卒業式及びSJAHI創立10周年記念式典の開催
2012年6月3日、サウジ日本自動車技術高等研修所(SJAHI)において、第9期生216人の卒業式が開催されました。今次卒業式は、SJAHI創立10周年記念式典も兼ね、ハーリド・ファイサル・マッカ州知事名代のミシュアル・ジッダ県知事の臨席を得て、大々的に実施されました。今次卒業式には在リヤド日本国大使館からは遠藤大使が、当館からは吉田総領事が出席し、卒業生を祝福しました。また、宮本審議官をヘッドとする経済産業省関係者、永田国際委員長をヘッドとする日本自動車工業会(JAMA)関係者、松岡理事長をヘッドとする日本国際協力センター(JICE)関係者、及び当地日本自動車販売代理店関係者も出席しました。
他方、卒業式に先立ち、6月2日、吉田総領事はSJAHI関係者(サウジ側)、並びに経済産業省関係者、JAMA関係者、JICE関係者及び代理店関係者を公邸へお招きしてSJAHIの将来に関して活発な意見交換を行いました。
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ミシュアル知事を囲んだ第9回卒業生記念撮影 | ミシュアル知事による感謝状の贈呈" | 公邸での意見交換会 |
海上自衛隊練習艦隊のジッダ寄港
海上自衛隊練習艦隊の艦船3隻(かしま、しまゆき、まつゆき)が7月17日から20日までジッダ港に寄港しました。同艦隊には自衛隊初級幹部約200名を含む約700名が搭乗しています。練習艦隊は14の寄港地を巡る航海を通じて、初級幹部に知識や技能を実地に研修させるとともに、各寄港地で友好親善に努めています。
淵之上艦隊司令官は遠藤大使や吉田総領事と共にジッダ県知事、海軍西部艦隊司令官、ジッダ港湾局長、陸軍西部軍管区司令官、国境警備隊マッカ地区司令官を表敬訪問し、友好親善を深めたほか、かしま艦上にサウジ海軍関係者や在留邦人を招待し、交歓しました。
他方、搭乗員を歓迎すべく吉田総領事は海上自衛隊関係者及びサウジ海軍関係者を公邸に招待したほか、ジッダ日本人会は搭乗員のために艦上でサウジ料理を振る舞いました。
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海上自衛隊練習艦隊の練習艦“かしま”(於ジッダ港第13番埠頭) | 入港歓迎行事で花束を贈呈するジェッダ日本人学校生徒・児童 | ジッダ県知事を表敬訪問する淵之上司令官 |
天皇誕生日祝賀レセプションの開催
12月4日午後8時から総領事公邸の庭において天皇誕生日祝賀レセプションを催しました。レセプションにはムハンマド・タイエブ外務省マッカ支部長始め多数の当地駐在各国総領事やサウジ人ビジネスマン、それに多くの在留邦人の皆様に御出席いただきました。
吉田総領事は挨拶の中で、日本とサウジはエネルギー分野を始めとした様々な分野で良好な関係を維持していること、3年前に放映された“ハワーティル” というテレビ番組により、日本の価値観や伝統がサウジに紹介され、小学校の児童・生徒に自分の身の回りのことは自分で整頓する習慣が広がりつつあること、多くのサウジ人が日本へ留学していること、東日本大震災に際してサウジを始め世界の方々からいただいた支援に心から感謝していること、爾来1年と9か月、必死に震災復興に努めていること、等に言及しました。
当夜は御出席者の皆様に寿司ほかの日本食を愉しんでいただきました。
12月4日付けサウジガゼット紙に掲載されました。
http://www.saudigazette.com.sa/index.cfm?method=home.regcon&contentid=20121204144868
12月6日付けサウジガゼット紙に掲載されました。
http://www.saudigazette.com.sa/index.cfm?method=home.regcon&contentid=20121206145115
12月8日付でシャルク・ル・アウサト紙に掲載されました。
http://www.aawsat.com/details.asp?section=6&article=707778&issueno=12429
12月9日付けアラブ・ニュース紙に掲載されました。
http://www.arabnews.com/saudi-arabia/oil-exports-japan-hit-482-bn
サイダティ・マガジン誌に掲載されました。
http://www.sayidaty.net
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吉田総領事と ムハンマド・タイエブ外務省マッカ支部長 | 吉田総領事のスピーチ | ムハンマド・タイエブ外務省マッカ支部長のスピーチ |
ロボット・レクチャー&デモンストレーションの開催
平成24年度国際交流基金日本文化紹介派遣事業の下、ジッダを訪問したロボット・クリエーターの高橋智隆氏は2回のレクチャー&デモンストレーションを実施しました。
1.12月10日(月)午後2時からキング・アブダッラー工科大学(KAUST)の第2ホールで実施したレク・デモでは、同大学の学生、教授陣及び一般職員等多数が出席し、立ち見も出る程でした。
高橋氏は持参したロボット「ロピッド」及び「エボルタ」を披露しつつ「現在、ロボットは日常生活で特に必要とされてはいないが、コンピュータや携帯電話についても同じことが15年前に言われていた。現在ある様々な製品やサービスが将来的にロボットと結びつけられていく可能性があるので、これからロボットへの関心を高めてもらいたい。」と述べました。
レク・デモ終了後は、多数の学生から質問が寄せられるなど、ロボットに対する関心の高さが示されました。
2.高橋氏は同日午後8時から総領事公邸庭において2回目のレク・デモを実施しました。キングアブドゥル・アジーズ大学工学部教授や同大学学生、ロボット技術に関心の高い一般サウジ人、サウジ日本留学生協会メンバーがレク・デモを鑑賞しました。
鑑賞者は「ロピッド」によるジャンプや走行、ロープを伝い登る「エボルタ」に感嘆の声を挙げていました。
このレク・デモの模様は12月12日付けサウジガゼット紙に掲載されました。
http://www.saudigazette.com.sa/index.cfm?method=home.regcon&contentid=20121212145747
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KAUSTでレク・デモを実施する高橋氏 | KAUSTでの会場の様子 | 総領事公邸庭でレク・デモを実施する高橋氏 |
空手演武の開催
平成24年度国際交流基金日本文化紹介派遣事業の下、空手指導のためジッダを訪問した土屋秀人及び土佐樹誉彦両空手専門家は、12月16日(日)総領事公邸庭において空手演武を披露しました。サウジアラビア空手連盟ジッダ支部メンバー、領事団メンバー、サウジ日本留学生協会メンバー、日本人会メンバー、日本人空手同好会メンバーがこの演武を鑑賞しました。
最初に土屋専門家による二十四歩という形が披露され、次いで、土屋及び土佐両専門家による組手演武が解説付きで披露されました。最後に土佐専門家による厚さ3センチの板割りが披露されました。鑑賞者の中の7名が構える板を、一瞬のうちに割る演武に鑑賞者一同は惜しみない拍手を送りました。演武後、両専門家は鑑賞者と交歓しました。
この演武の模様は12月18日付サウジガゼット紙に掲載されました。
http://www.saudigazette.com.sa/index.cfm?method=home.regcon&contentid=20121218146371
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二十四歩の形を披露する土屋専門家 | 組手演武を披露する土屋専門家と土佐専門家 | 板割りを披露する土佐専門家 |
アジア総領事クラブ(ACGC)夫人グループ主催ファッション・ショーの開催
12月19日総領事公邸において、アジア総領事クラブ(Asian Consul General Club)夫人グループ主催民族衣装ファッション・ショーが開催されました。タイエブ外務省ジッダ支部長夫人、イフサンオールOIC事務局長夫人を始め各国総領事夫人や女性招待客(約50名)がファッション・ショーを鑑賞しました。
ACGC参加11か国から選出されたモデルが、自国の民族衣装を披露しました。日本やパキスタンの花嫁衣装も披露され、華やかなショーとなりました。
次いで参加者一同は参加11か国が持ち寄ったアジア各国料理を囲んで、和やかに歓談しました。
このレク・デモの模様は12月25日付けサウジガゼット紙に掲載されました。
http://www.saudigazette.com.sa/index.cfm?method=home.regcon&contentid=20121225147058
また、同日付でアラブ・ニュースにも掲載されました。
http://http://www.arabnews.com/cultural-exchange-highlights-asian-traditional-wear
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ACGC総領事夫人 | 花嫁衣裳 |
日本・サウジ女性交流
12月28日、板東眞理子昭和女子大学学長を含む日本人女性経営者ミッションが当地を訪問した機会に、サウジ側からサーレハ・アベディーン・ダールヒクマ女子大学副学長を含むサウジ女性経営者グループを総領事公邸にお招きして交歓及び意見交換を行っていただきました。
交歓・意見交換の席上、サウジ側出席者から「サウジではイスラムがサウジ人倫理観の基礎となっているが、日本では何が日本人の倫理観の基礎を構成しているのか。」といった質問が提起されるなど、活発な意見が交わされ、有意義な交歓となりました。
12月30日付けアラブ・ニュース紙に掲載されました。
http://www.arabnews.com/japanese-businesswomen-conclude-visit-kingdom
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参加者一同 |